テンポに関するプラス練習法


** 自分に合ったテンポのピアノ練習 **


ピアノの練習で要素練習をしている時、テンポについてもよく考えてみましょう。

自分にとっての適正なテンポを見つけることが、練習の効率を考える上でもとても大切になるからです。

せっかちに速すぎるテンポで無理をして弾いている場合、マイナスの練習を続けてしまうことになります。

それは、とても遠回りな練習です。
ピアノの練習において負の練習が溜まっていくと、単純に考えてもプラスの練習を倍しなければならなくなります。



** テンポに関する練習のポイント **


弾けない箇所や難しいと感じる箇所は、いくつかの原因が考えられますが、練習のテンポが不適切であることも1つの原因として考えられます。

「弾けるテンポで練習を重ねる」これが大切です。

弾けないまま頑張ってしまうと必ず悪い癖がつきます。
また、弾けないテンポでたくさん弾くとほぼ間違いなく「マイナス練習」になります。

ですので、練習の中でテンポを落とすなど、自分が自信をもって弾ける弾き方を探しましょう。

その後に、たまにインテンポに近い速いテンポでテストしてみるのです。
練習が十分であったか確認することができます。



** 練習法 **


あるピアノ練習曲を例に、テンポに関する練習の方法を教材の中で紹介しています。

ピアノタッチを作り、直すテンポ。
適正なテンポを見つけるためのテンポ。
演奏する時のテンポ。

この3つのテンポを具体的数値で表し、どのように練習をしていけば良いかが解説されています。

テンポに関する練習は、思っている以上に練習効果をアップさせる可能性が高いです。

曲に指定されているテンポを良い音で弾くためにはどうすれば良いのか、その答えがきっと見つけられると思います。