ピアノ脱力の練習法

ピアノの「脱力」、それは演奏の中で欠かせない要素ですが、苦手な人も多いテクニックです。

脱力が難しいのは、無意識に力が入ってしまうから。

ですので、“脱力を意識する”ということが非常に重要になります。

人は力を抜くというのがあまり上手ではないため、難しい技術の1つです。

ピアノのレッスンでの基本は、腕の脱力です。肩の力も抜かなければ良い演奏にはなりません。

特に気をつけたいのは、肩や脇、肘や手首、指で、常に脱力の意識をします。
指も関節によって脱力をする箇所があります。
ただ、指の場合は全てを脱力しません。

教材の中でどの関節に力を入れ、どの関節は力を抜くのかを紹介していますが、今までなんとなく脱力をしていた方にも具体的な脱力法がとても参考になっているようです。

技術としては難しいですが、レッスンを重ねれば他の指につられない指をつくることもできるようになります。

どうしても力の入る体の部位をまずは自覚し、あとは脱力を意識するだけでもきっと変化があります。

そして気をつけるのは体だけではありません。

暗譜が心配だと不安な気持ちになり、それが原因で体に余分な力が入ってしまいます。
不安なく演奏できるよう練習をしておきましょう。

最後に呼吸です。呼吸も脱力に繋がります。

ピアノの演奏中、気づかないうちに呼吸がみだれてしまうことがあります。
演奏に力が入り、息を吐くことを忘れてしまいがちになるのです。
すると、精神的にも崩れてきます。息を吐けば力が抜けていくのでおすすめです。

ピアノのレッスン中、もっと「意識する」ということを取り入れてみましょう。

より具体的な脱力の方法については、ピアノ上達練習法の中でも、また読者限定のメルマガでも紹介しています。